メイドガイ/図書館戦争

仮面のメイドガイ7話。相変わらず被害者ヅラして一番タチの悪いご主人様であるなえか様は、剣道の試合において大いに敵を作ったりしてさあ大変でございまして、という。何だかんだで割れ鍋に閉じ蓋、メイドガイのアニキが居るおかげでまだ何とかなってるのは良いことだ。本人はヤだろうけど。…それにしてもほとんど意味のない入浴シーンの節操のなさが素晴らしいのでオッケーでした。一発目のちちの絵で既にオッケー。ワシはバカか。


という頭の悪いエロ展開(誉めてます)も然りながら、ラストの「スペシャメイドガイバッジをプレゼント」まで、かなりキレイにまとめたコメディ脚本でしたよ? 本気で物語りに何の寄与もしない弟さんの立ち位置も結構上手かったりして。あと「天に星、地に花、そして貴様にメイドガイ。この世に俺のある限り、貴様の未来はバラ色だ!」の決め台詞の完成度が高くて気に入った。やっぱ頼れるぜアニキ。ちょっと怖いけど。


図書館戦争5話。前回のヒキから想像できる「ご両親が来るので慌てて取り繕ってドタバタするも、結局ご両親はお見通し」というラインから本当に一歩も出ずに1話まるごと作りやがったぜ。これは…大概な度胸というか何というか。


そして確かに、その王道をやるために必要な丁寧さとディテイルの細かさにウソはないのではある。というか今まででも一二を争うくらいアクションの少ないこの回で、この高い作画クォリティを持ってきたのは正しい判断だろうな。主線が太く、また入り抜きのハッキリした絵柄での動かしは中々気合が入っていた。唯一のアクションたる盗人ブン投げシーンとかもね。


…でもま、もうちょっとヒネりなさいヒネりなさい、とは思ったけどな。


細かいとこいくつか。・痛いとこ突っ込まれて誤魔化す沢城さんの「う、うはふふ」という笑い声が、リアル/ギャグの妙な境界線上にあっておもろかった。芸達者やなあ。・図書検索システムの「あるある」なチープさがよく出来てたなあ。ああいう感じだよね、インターフェイスもマールっぽい書体も。・OPのイメージシーンで、両親がほぼゾンビモンスター扱いなのはひでーなー! まァ確かによく判る説明絵ではあるが。