ドルアーガの塔/狂乱家族日記

ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜・5話。ダンジョンのこのエリアはバカエリアデース、というお話。踏んだらドット絵化したり性別逆転したりする情けねえトラップとか、若本声の人が判断する一発芸施錠ドアとか、客観的に見て「単なる悪ふざけ、あるいは同人ノリじゃん」とか思うけど主観的に笑ってしまったのでお咎めなーし! いやー、楽しそうでエエなチミたちは!


とか言いつつ、それぞれのバカトラップのネタが結構練りこまれてたですね。どっち方面に練りこまれてるのかはともかく。男性化したので股間見てなんじゃこらつって殴りつけて悶絶する、という一連のネタを「練りこんである」と言うのかどうかもともかく。お約束の流れをことごとくスカしていく面白さは今回割とキマってたように思いました。個人的にはクーパ化→ハイテンション化→スに戻る化、の三連発トラップが好き。あと、ドット絵化トラップは本家ドルアーガというよりはボコスカウォーズのノリだったなあ。進め進めものども、だ。


上記若本も然りながら、幼少時ジルに能登、その(ローパー踊りな)父に宮本充という無駄に豪華なキャスティングも酷くてよかった。あとラスト、何となくエエ話でシメようとすんな! 最後までヘボいノリで楽しかったですよ。ワシは。ええ。


狂乱家族日記3話。陰湿なイジメをしていたゴスっぽい人はそういう家庭環境で育った被害者であるのでその家庭と家屋を破壊すれば解決するのでした、という。…流石に、流石にこの記号性しかない展開にはついていきづらい。いや記号性もご都合主義もこの作品のテーマみたいなもんだからエエのだろうけど、にしてもねえ。そのテーマが相手の人生と精神を脅かしそうなほどのイジメだからなあ。最後に改悛してごめんなさいで終わるような問題…なんだよなあこの世界では。うーん。


ワタシにはモチーフの選択とその描かれ方が無神経に過ぎるように思えたんですが、とりあえず展開のバカさとハデさとテンポは問題ないので、また来週以降の話で様子を見てみよう。ひょっとして普通に楽しめるかも知れん。姫宮って結局何なのよ、とか相変わらず必要最小限に届かない世界説明はもういいや。