ゴルゴ十三/ペルソナ/コードギアス

●新番組・ゴルゴ13。原作はまあ既読ですけど、これは全巻何度も通読してるようなゴッツいファンが多いだろうからね。昔映画でやってたな…CGがウリだったような。分割ネタといい原作の地味さといい、何となくギャラリーフェイクを思い出しました。ま、内容についてはアレコレは無い。手堅い。ちうか感想は言いにくいコンテンツだわよね。


キャラデザの竹内一義さんは最近どっかで見たなあ、と思ったらFLAGだったっけ。またEDがエエ感じのコミック風止め絵で、誰の絵だろうと思ったらパトゥリ・フェルディナンドとあった。確かこの方もFLAGのロールで見たような…。検索しても出てこねえので不確実だけどさ。アンサースタジオもスタッフに居たのでFLAGの体制が移行してきてんのかしら。


とりあえず主役の舘ひろしさんはまあ、いいでしょ。大根でも棒読みでも、舘さん本人のキャラ性が(演技力とは関係なく)乗っかってくるのを期待してのキャスティングだろうから。どっちみちこの非人間的主役にはどんな声優持って来ても違和感ありそうだしね。その分ワキを渋めの芸達者系でガッチリと固める、ってのはこういうビッグコミックみたいな原作アニメの場合は常套ですな。しかし千田光男は予告声にも出てたが、レギュラーさんなの?


…次回見るかどうかはよう判らん。


PERSONA - trinity soul -・14話。季節は夏に移り、半年の間は特に(表面上の)変化はあまりなかったと見える。そして各々の立場の人々が、この新たな時期を得て動き始める…てな話。公衆の面前でペルソナ暴走が発生し、そこに登場の失踪中リョウ兄さん。謎は謎でも別方面の謎属性を引っさげてございますなあ。


新アークに移っての状況説明の回ながら相変わらず丁寧な話運びである。割と並走気味な各状況を、ラストの暴走現場に皆さんを集合させることで(場所は別々だけど)まとめ上げ、次回への接続を印象付けるのは割と効果的。あと盆に帰らずな友人どもには何か理由がありそうだが、まあそれはいいか。


OPED変更、例によって隠喩画像の連打連打ですな。色々と示唆があふれてそうで楽しめる人は楽しめそう。双子同士で手を繋いでる絵、現実には居ないはずの女の子の方だけ髪が揺れている、ってのが思わせぶり。


コードギアス 反逆のルルーシュR2・2話。ゼロさん完全ふっかーつ、いかにも2話で死んでしまいそうだなあという感じの幹本雄之さんが2話で死んでしまう話。余計なリハビリ劇を挟まず、部隊を手足の如く操り敵を翻弄するルルさんの姿をさっさと見せる手法はとてもよろしい。敵将がその戦術手腕を見て「(本物の)ゼロだ!」と確信するに至るという、脚本構築部分でヘタ打つとだだスベリになるシナリオをちゃんと成立させてたってだけで割と合格じゃないでしょかね。


てェか相変わらず寄木細工みたいに高密度な脚本だよな。それでせせっこましい感覚を与えていないのも大したものだ…まあギリギリっぽくもあるけど。終盤部分の演説シーンで顔見世的に旧キャラ/新キャラの反応を見せる等、細かい要素のさばき方が上手いんだろうな。その上でランスロット量産型の跳躍戦アクションとかカレンさんのけつ重視レイアウトとか、パッと見ィのアイキャンディも盛り込んでくる。んー、気合入ってンやね。


カレンさんはゼロ/ルルに対してそれぞれの立場に従って反応することにしたらしい。ゼロには服従的憧れ、ルルにはツンデレ。忙しいことだとも思うし、また今後どう関係が変化してもオイシイなとも思う。…そういや昼間のいいともで小清水さん出てたっけ。大御所声優さんたちに挟まれてちとかわいそうでしたな。そうか一般的(フジ的)にはナージャが代表作なのか、と今更気付いたりして。