獣神演武/ガンダム00/電脳コイル

獣神演武4話。割とタイトウさんとキャラがかぶる人が仲間になる話。なんだけど、大筋の流れはともかく場面々々の描き方にどうも納得いかん点が多かったな。


新キャラ初登場のシーン、こいつがどういう立場のキャラなのかがかなり判りにくい。かといって「敵か味方か?」という演出でもなくて、それこそ「何だアイツ」ってだけ。終盤の戦闘シーンでも、タイトウさんは敵の首領に一撃喰らわせただけであとは放ったらかし、またその首領も敵方の娘を殺そうとして「最後に勝つのは俺だ」…って、その後どう転んでも主人公達にボッコボコにされるだけじゃん? 大雑把はまだいいけど、その場の状況に矛盾した行動や言動は流石に困る。今後もこのままのノリだと少々辛いな。


回想シーンの「師匠」に田中敦子。意図的に顔が出てこなかったし、再登場もありそうですかね。重要キャラなのかしらん。


機動戦士ガンダム00・5話。アレルヤさんと強化少女さんが呼応してエライことになって重力区画が崩落したのでたかがユニット一つ押し戻してやる! でもできませんでした。でもガンダムが来たのでできました。というお話。事件の発生とその解決までの流れがちと段取りくさかったけど(出てきて雲を払うだけの刹那さんとかね…って、ガンダムって単純な光学的サイトしか無いのか!)、ガンダムサイドも一枚岩とは言えませんですよ、等の事情が見えたりしたのでヨシとしますか。


アレルヤさんは今までに無い悪辣な性格を見せていたけど、二重人格的なキャラなのかあるいは今回の事件で発生した新たな性格なのか。結局人助けしちゃうことも含め、どうやら過去のトラウマ的事件が彼の心に色々と影を落としているようですな。これが今後の展開にどう生きてくるのかはよう判らんが。


共産圏(じゃないけど)で作られた強化人間少女、ちうのはツボですなあ。思いがけない要素で不安定化しちゃうってのもお約束。石塚運昇に乙女呼ばわりされてたのがなんか面白かった。今後とも基本冷静キャラで活躍していただきたく思います。あと、新型機で火器を乱射しても居住区画のワイヤが切れた程度で済んだのは「模擬弾使ってた」とかそんな理由かしら。


電脳コイルは総集編。このタイミングでってのは多分現場が大変なんだろうな、とは思うけど、NHKらしいちょっとモッサリした雰囲気のおかげで「これはこんなもんかもな」ていう気になるのが割と不思議。今時ですますタイプのナレーションでスジを説明するんですもんね。NHKジュヴナイルドラマっぽいっちゃ、ぽい。


デキ自体は至って普通の総集編だけど、そのナレーションのおかげでかなり判りやすく伏線をさらってたのが好感触。中盤のイリーガルネタ三部作は「新種のイリーガルが目立ってきた」という流れでの話だったのか。…にしても、改めて第1話の作画は本当にスゲーなあ。惚れ惚れするほど自然でさりげなくて、でもマンガチックでねえ。エエなあ。


ちうか、ホンマにちゃんと風呂敷畳んでくださるのだろうか。応援してますよゥ。