ドラゴノーツ/もやしもん/みなみけ

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-・4話。島編かと思わせてジン様宇宙へ。未だに組織やドラゴンたちの目的も行動も見えてこないのだけれど、そんなワタシの戸惑いなど意に介さずボンボン進む物語。「トアは月に居る!」てなぶっ飛んだノリといい、「メカ操縦のエキスパートにして格闘はプロはだし」てな属性が唐突に発生するジンさんといい、どうもカルト映画を見てるような塩梅ではある。つまり、割と疲れる。


相変わらずアクションも止めのキャラ絵もよく整っていて、特に人間形態でのタイマンバトルシーンは気持ち良いタイミングで動いてて楽しい。願わくばもうちょっと身を入れて楽しむことができればいいんだけどな。今んとこ、他の色々が気になりすぎてちょっとね。


もやしもん2話。川浜と美里のデコボココンビ登場。「ああ、これは人間味溢れるダメ先輩なのだなあ」と一発で判らせるエピソードでございますな。しかし改めて見ると、このエピソードがそのまま次回以降の展開に直結していくワケであり、ムダがないというか遊びが少ない構成というか。「週刊でない青年マンガ」らしいシナリオ濃度と言えるかな。


火落ち菌(と先輩たち)へのモヤモヤがなし崩しに消えてしまう蛍さんはちとエエ奴過ぎるような気はするが(あの偏執性だけで充分か?)、沢木の弱気ながらノホホンとした性格によるものですよ、てなエクスキューズにもなってるしまあよいか。んー、しかし話運びに危なげなところがないなあ。作画も中層安定って感じで、それもまあ悪くない。楽しんで見てますよ。


…ってか、アイキャッチに菌類カードが! あー、ワシも架空のオリゼートレカ描いてたのにい! 当然ながらこのカードの方がかわいくて面白くて欲しくてずるいや! ちぇ!


みなみけ4話。ん、このアニメ特有の構成にだいぶ慣れてきた。5分程度のスケッチがあってオチついてアイキャッチ、の連続構造は、気分の切り替えに慣れるとポンポンと見られる。そうなると個人的には、もうちょっとテンポが詰まってた方がエエかもな。今回は作画的/演出的な遊びが好みだったのでそれでも楽しかったですが。


そやな、確かにこれはコントやスケッチと表現した方がピッタリ来るかも。中盤の「意味もなくメガネさんのスカートが掴まれる」という一連のネタは、その意味の無さの連鎖がいかにもスケッチっぽくてなんかおもろかった。原作ではぱんつ見えまくりシーンだったのだろうか。あと「先生と二宮くんゲーム」のムダな凝りようと(もういっちょ)意味の無さの連鎖がツボった。あれ多分、みなみけゲーとかがあるならそのままオマケゲームとかで出せるぞ。


それでもまだ、シリアス顔の連打というノリにはあんま馴染めないなあ。ちと腹にもたれ気味になってきた。