もっけ/げんしけん

もっけ3話。拝み屋としての堀勝之祐じいちゃんがその重い腰を上げるの巻。ヒネリのない喩えで悪いけど、京極堂やギンコに通ずるようなキャラではありますな。人ならざる者に対する姿勢やその能力が、ね。達観してて取っ付きづらいが、それは己と世の容量を正確に測ることができているからなのだろう。ただ払えば良いというものではない、拝んで頼んで「離れてもらう」のだ。…んでもま、何だかんだで孫娘には弱いのだよな。よいよい。


異形たちとの付き合いの難しさや距離感がよく判る話だったと思う。爺さんの硬質なパーソナリティがそのエッジを際立たせてたような感じ。あと、べとべとさんのでっかいのみたいな今回の異形は、その質感というか量感というか、通り一遍のホラークリーチャとはまた異質な恐さがあって良かったな。愛敬があるようでもあり全く心が通じそうでないようでもあり。


げんしけん2・3話。レッツラコミフェスの巻。「24」っぽい効果音とデジタル表示で緊張感を煽った割に、それほどのトラブル等もなくすんなり青春してはるのがちと拍子抜けだったり。いやそれは悪いこっちゃないですよ? 前回色々と溜め込んできただけに、ここでぱあっとんまいこと行くのはエエ話でよろし。…あのでかいお嬢さんは漫研の人だっけ?


とにかくまあ、高坂さんの女装売り子さんが一番のハイライトだったと言えますですかね。「男が女ぶってかわいい声を出してる」という演技をしている斎賀みつきは大変そうだ。ちうか、このための斎賀さんだったとも言えんこたないか。