バンブーブレード/スケッチブック/銀魂

BAMBOO BLADE・3話。あー、ミヤミヤはそれ故の桑島法子だったのね、というお話。いつの間にか素直にかわいったらしいキャラをやらせてもらえない声優さんになっちゃったなあ。その本性(?)が本格的に明かされるのは次週以降のようだけど、どうやら石田さんへのラヴ心は偽りの無いところらしい。何故?


タマさんが新たに防具を購入する心理は訥々として共感を覚えるし、また先生の「勝利への執着」も意外な心理が見えて興味深い(結局トロフィーつぶしてエエ話が台無しなんだけど)。割と色々要素を盛り込んできてるけど、1話ほどの散漫さは感じられないってのはワタシがキャラ等に慣れたってことですかね。…にしても、土手でぶつかる二人はそのまま電脳コイルコンビだったなあ。


●スケッチブック4話。蟲愛ずる先輩とスケッチしに遠出する話。初っ端から曇り空→雨→晴れて虹、という展開は、いかにも変わり者である栗原先輩のキャラ表現として判りやすい。でもその雰囲気はあくまで優しい。それは柔らかく降る雨の如く…て感じ?


毎度ながら実にゆったりとしてて事件も何も起こらないアニメ。しかし例えば喫茶店で砂糖を入れるエピソードで「砂糖壺に蓋をして脇へ置く」ってとこまで描いてたり、窓外を見上げるシーンでそれと判らないほどの速度で上パンしてたり、そういった場面の空気感/密度の持たせ方が丁寧なので画面が持ってんのな。この辺はアリアのアニメを思い出す味わいでありますよ。


色々迷って結局コンソメだけ買ってきちゃうお嬢さんの話は良く判るぞ! ワシの場合は金が無いからだけどな! あと、蟲先輩が地面の穴から吊ってたのは斑猫の幼虫ですかね? そういや第1話に成虫が出てきてたっけか。ハンミョウ。


銀魂79話。柳生四天王は残り一人の東城さん、そして九兵衛とそのジジイたち。この期に及んでも細かいギャグを抜かない態度は正しいなあと思いつつ見てたら、なんとその後の話のほとんどが便所ネタという凄まじい構成に出た。クライマックス(だか何だか)の東城vsゴリラ、表面的な構造だけ見たら普通のバトルものなのが凄い。その中身は「思い人の写真を守ってサンドペーパーでケツ拭いた」なんですけどね。


四人並びの便所シーンで、ここまでバラエティ豊かな心理的ドラマ(のパロディ)を紡ぎだす脚本はある意味清々しいと思う。いや、実に楽しい話でした。ワシこういうどうしようもない話の方が好きだわ。以下いくつか箇条書き:■「腕が何故二本あるか」という銀さんの問いかけは正しいよね。例えばインドにおいてはね。■仙人はともかくやっぱ伯爵となるとカリオストロが筆頭に来るのだなあ。■それにしてもヤなツンデレだ。