ドラゴノーツ/みなみけ

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-・2話。主人公が組織から逃げて女の子に走る話。登場人物全員がどっかおかしいってのはよく判ったが、それが狙ったものなのか「これは普通のキャラでしょ」と思って脚本書いてるのかがイマイチ判らない。その辺が妙にモヤモヤするのではあります。


一番頭おかしいのは主人公の友人さんで、主人公の父に濡れ衣着せたのが自分の組織だと知っていながら明るく勧誘しようとしたり、「どうしてここから逃げるんだ」と訝しがったり、何でしょう、この方は絶望的に人の心を忖度する能力が欠落しているんでしょうか。ゆくゆくは黒化したりする伏線なのかもしれんが、1話2話の時点でどのキャラにも(主人公にもヒロインにも)感情移入できないってのは流石に辛い。


あと、どうも脚本家は論理的な展開が苦手なのかという気がする。事故の隠蔽という高度で精妙な世論操作ができるような組織が、ほぼ自滅に近い形で機密事項を衆目に晒しちゃう展開に割と頭抱えたり。そもそも「地球外生命体を隠す」という目的と、「事故を主人公の父のせいにする」という結果がちっとも繋がらんのだけどなあ。うーん、絵的に面白いので見てますが、このまま雰囲気に慣れなかったら切っちゃいそうだ。


みなみけ2話。ぱんつ見えるの見えないのという話をぱんつ見せない規制がある局でやる、という高度なギャグ。高度なだけであんまし面白くはないんですけど。いやー、んでもねー、ぶるまなら見せてもエエんだねー。ぶるまだと判ってんのに「ぺろん」とスカートめくるシーンでドキドキしちゃうワタシは良い客である。…は! まんまと手玉にとられたってことか!?


中盤の三女さんの学校話が、罪も屈託も無くてなんかおもろかった。ただ1話見てた時には気にならなかったテンポのゆったりさと作為的な演出が、今回は多少気になった。特にマコトさんだっけ、あのツッコミ気質のぼっちゃんが喋るシーンとかね。いちいち振り返ってツッコミ台詞を叫ばんでもなあ、とね。あと、原作にある演出なのかもしれんけど、ドアップのシリアス絵でボソッと台詞を言う手法はそこまで多用しなくてもと思った。3話にいっぺんくらいでいいんじゃない?