ぽてまよ/スカルマン/ヒロイック

ぽてまよ17〜19話。3話まとめてのお話だけど、こういうチャッチャとしたテンポでも問題ないな。例えばCパートの風呂話にしても、15分まるまるよりはこの程度の容量の方がもたれなくてエエかもしれん。いやまあ、げっぷが出るほどちちをみるってのも悪かないのですが。ええ。


本編はなんか色々と新設定が明らかになる話。明らかに当初から仕込んであるネタばかりであって、原作者は割と楽しんで作ってるんだなあと思えます。釘宮ガキの人が実は女→みかん弟にホの字状態になる、とか話が早い。あと、ぽてまよさんが発情期ってのも意表突かれた。ファンタジー的な存在じゃなくてガッツリ動物なのか。…おもらしはマーキングか。じゃあの中にはフェロモンか。ていうか誰に対してのフェロモンか。ぐちゅ子か。


スカルマン10話。加藤精三を筆頭に大塚とか森久保とか、この期に及んでヴェテランキャストの大量投入、それをまた使い捨てとはすんげえなあ…と思ったが、考えてみるとこいつらは平成009のキャストってことか。うーん、贅沢というか無駄遣いというか。


00…もとい、0シリーズな特殊工作サイボーグさんたちの戦いはかなりバカ派手で目に楽しい。後方支援型さんの物々しいカッコ(と、苦悶の心)が一番おもろかったかな。んで骸骨男はどうやら神父さんのようで、彼の過去はまた色々あるのだろうが、それにしてもあの強さはスーツによるものかね。


「たとえ悲劇でもそれが真実ならば」云々の台詞で異様にショックを受けるトップ屋さんは、えーと、今までそういう台詞を神父さんから聞いてるシーンとかあったっけ。あと、イザって瞬間まで急きも慌てもせぬ阪脩の大物ぶりが印象的だった。


ヒロイック・エイジ22話。冒頭の停戦対話は流石に現役作家らしい大風呂敷と大見得がタップリで、普通に眺めてるだけでも何か大層な気分になってくるので良いと思いました。一方で一旦火のついちゃったノドスの戦いは誰にも止められない。どころか、その勢いはますます悪化するのであって…という。


てことで、カルキノスが「淳でーす」「長作でーす」「カルキノスでございまブゥ!」って感じで退場である。…いや、エエシーンなんですよ? 何も語らずただ契約(とユティ)に殉じてその魂を燃やし尽くす純粋なヤツなんですよ? でもそう見えちゃったのですいませんでした。そのあとのユティ大暴走は、モノがノドスだけにもうシッチャカメッチャカな規模の災厄となる。ブラックホールの膨張シーンは、あっという間に画面一杯→ギューンとトラックバック、その空間もすぐに充填、というたたみかけ演出が宇宙的な感じで効果的でしたなー。インフレーションやな。


ノドス5人全員によるバトルってこれが最初だと思うけど、沢城みゆきのノドスが唯一本人の意思と独立してんので、解説役としてうってつけなのだな。それでこの人だけ「遠距離操作型ノドス」なんだろうか。