大江戸ロケット/グレンラガン

大江戸ロケット13話。へそ様は部下からの疑いを招くが、長屋連中とのドタバタを通じて一応は疑いを晴らすことができる。…ロケットにおいてのみ、ね。未だ疑念を持つ「眼」と相対し、冷や汗を流すでもなく眉間にしわを寄せるでもなく、お互いに苦笑しあうのみ、という繋ぎ方がオトナっぽかったなあ。


ロケットの方はあちこちぶつかりながらも進んでいる感じ。曲芸の独楽を見てジャイロに気づき、直進性を求めてマルチノズルを考え、燃料としてアルミ使ったコンポジットを採用する。まだまだ全体の形は見えてこないけれど、ワシはこーゆーのって単純にワクワクするのであーる。金属アルミに気づいて「この星に存在しない匂い」と言う青の獣さんは敏感ですね。確かにまだホール・エルー法は無いだろうな。


天元突破グレンラガン21話。前半はヨーコ先生による二十四の瞳…というか「ヨマ子」つってたしどっちかっつーと瀬戸内少年野球団の方が近いか? いや、情感があっておもろかったけど、確かに「こんなエピソード突っ込む余裕があるの?」と心配にはなりましたですなあ。微妙に前回との繋がりを鈍くしてるのは一概に悪いとも言えんが、このエピソードが「7年後編」の序盤にあったらまた印象も違ったような気はする。


…ま、定番展開のツボを押さえた流れはダイジェストながら必要十分であり、何だかんだで普通に楽しんで見てたんですけどね。しかしヨマ子先生は子供視線からだと完璧なヒーロー像やな。あと、生徒の中に一人居たポポロっぽいキャラデザインの子が妙に気になった。


後半はヴィラルとの共闘、ロシウの苦悩、そして宇宙への殴りこみまで。刑務所前に出迎える仲間達のシーンがまんまヤクザ映画で割と楽しい。うーん、こうなるとやっぱムショ映画っぽいエピソードも欲しいとこだったなあ。ヴィラルと反発しつつ周囲の囚人達をノしていく、とかさ。描写が無いというのは慎みとして正しい作劇法でもあるけれど、せっかくだし、ねえ。