大江戸ロケット/スカイガールズ/グレンラガン

大江戸ロケット8話。今までも多少はそういうフレイバーもあったが、今回はかなりダークサイドっぽいお話。八丁堀のダンナは匿った青い獣に絆されて唆されてシリアルキラーとなる。多分初めはやむなくの行動であったろうが、今はそれが楽しいと言う。赤子にまで手をかけるようになった彼の行く末やいかに。


一方でおソラさんも、山寺の人にその正体を見られたりする。お互いないしょないしょで丸くは収まったが、このまま隠し通せるとも思えぬしねえ。色々と綻びが見えてきて、物語の奥が深くなってきた感じ。


清吉とおソラさんがお互いにキズのワケを隠している、てなラストのつつましさは割と好み。土下座とは男を上げたねェ清吉っつァんよ。にしてもなるほど…瓦屋にノズルを見せるってことはアレか、ファインセラミックを作ってもらおうってか? すげえな。


スカイガールズ2話。実にゆったりとした話運びで、ここにきてまだ実機搭乗に至らないのである。丁寧なテンポは嫌いじゃないが、細かい粗が色々と気になるな。…都会を見て「祭でもあるのかな」と言うネタとか、今時サングラスの引ったくりが出てくるとか、その引ったくりも観衆の中逃げずに「へっへっへ、やるってのか」とチンピラ行動取るとか、結局撃退するも警察に事情聴取もされないとか、あまりにもセンスが古めかしくないかェ?


上記イチャモンは、例えばもう少しはっちゃけた毛色の作品なら何てことなく看過するような事柄なのは間違いない。けどこの作品は「じっくり語る」という戦略を取っているので、余計にそういう不整合が目立ってたように思う。脚むきだしのお嬢さんが大空中戦するという、その理屈付けに苦労してるのは判るけど、…なら別にそこまで苦労せんでもエエんと違うかな、と思ったよ。


電車で同期に初対面してパイロットを選ぶロボに会う、という今んとこアイマスロボと似たような流れだけど、さて今後どうするのかな。ツンケンした先任軍曹…もとい同期お嬢さんに会って物怖じしない主人公の人はちと面白い。おじいさんの薫陶の賜物かしら。


天元突破グレンラガン16話。ガイナアニメっていえばやっぱ実写よねー、ってことで山賀博之演出による総集片である。ちうてもその実写素材以外は特にトリッキーな仕掛けがあるワケでもなく、流れ自体はかなり真っ当にまとめてあったと思います。しかし何ですな、改めて聴くとエエBGMが多おますな。真正面で王道でさ。なんかサントラ買いたくなるよ。


EDのアレは企画時からのイメージボードかしら。もっとじっくり見てみたい気もするが、なんかDVDのおまけで付いてきそうな感じですね。とりあえずヴィラルさんはもっと人間っぽかったのね。あとツイン・テル子さんとメガ・ネッ子さん。あと次回は七年後。…中間管理職じみてたロシウさんが心配だ。