コードギアス/オリンシス/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ。新番組。谷口悟朗大河内一楼、そんでスタッフも毎度の谷口組でのロボアニメ。キャラデザはCLAMPよりもキムタカ風味の方が強い感じですな。…ってとこまでが事前情報。で。


一見して割とひっくりかえる。ぶわあ、こんな語り起しなのお? 架空近未来において日本はアメリカ(何故か国名はブリタニア)に占領されて、日本は租界だのゲットーだので隔離されてて、敵のブリタニア人はチャラい貴族キャラで、日本人はサル呼ばわりの人非人で…。もうなんちうか、日本人の白人コンプレックスを隠しもしねえ堂々の御開陳。ブリタニア人の侵攻理由が「日本固有の地下資源奪取」ってのもスゲエな。


確かに谷口監督はキツい所を攻めるタイプの人ではあるが、初っ端からこんなデッドボール投げてくるとはねえ。このまま終わるとは思えないのでその辺は見守って行きたい。まーこのまんま設定で、ドンデンも無く突き進んでくれたらある意味で大したもんだが。


作画や演出は流石に豪華極まりない。キレイに動くし語り口も魅力的。よく考えられたメカアクション描写は普通に面白い。個人的には飛田展男がナル貴族やってんのがツボでツボで。あー、こんな役久々だろうなあ。「これが失敗したら廃嫡だよ」。


…うーん。ああ、感想言いにくいなあ。えーとその、そうだ、この世界のアメリ…いやブリタニアの空軍はブラックウィドゥが制式採用されているのですね! おめでとうノースロップ! ビバF-23! 


銀色のオリンシス。新番組。あー、谷口監督といえば平井久司だったので、コードギアスと連続で見るとごっちゃになるかな? ちうことで、この地域では最近珍しくロボアニメ2連発となる。


…で。こりゃまたユルいな! この前が前なので余計になあ。第一話にしてはどうも怪しい作画状況、さしたる理由も無くヒロインがシャワーでケツ見せ、なんか一時代前っぽいメカ(?)デザイン。妙に和んでしまった。


ストーリーはまあ、惑星ゾラみたいな荒野世界で異形狩りをしている主人公が、ある日立ち寄ったコロニーで運命のデムパ少女に出会うという、そんなん。名塚佳織はおしかけ不思議ちゃんキャラが持ちネタになってるな。レギュラーに古川登志夫久川綾の「若者」が居るってのもユル感に貢献してる気がする。


…うーん。どうしよっかなあ? 今んとこあまり「買い」な点は見当たんないし、今後コードギアスと連荘で見続けたらかなりクラクラしそうな気がするが。様子見。


ケロロ軍曹。ニューシーズンでリニューアル。OP曲は吉本違うの? よく判らんがまあ良いか。でもEDは麒麟で続投。イマイチ変える基準が判らんな。


シーズン一発目のニセケロロは恒例なのかな。あまり出す必然性のない話だなあと思いつつ、妙にロボットっぽくて心の感じられないニセ小隊一同の演技は楽しかったので「これでキッチリ一話見てみたいなあ」って見てたら後半がそうでした。


その後半でガルル小隊と戦うニセ野郎たちだが、つ…強え! なんか「たまたま勝った」みたいに処理されてるが、いやいやマジ強じゃないすか。ていうかガルル小隊が噛ませ犬っぽく描かれてるだけか。ちと悲しいな。衛生兵(?)のプルル看護長が妙に可愛いけど、原作キャラかしら? 大人っぽい普通のケロン人女性ってレアなので、なんか新鮮。


まあ、ほとんど変わらず今まで通りのケロロではありましたな。…気のせいか、冬樹や夏美など人間キャラの等身が高くなってたように見えたけど…。