NARUTOの映画

●ちうワケでTVでやってた「地底遺跡」を見ましたよ。原作・TVシリーズはあんまし見たことないが、そんなワタシでもちゃんと楽しめるっつー感じで「番外編映画」としてとても正しい。かなり割り切った人物造形とか、余計な描写をスッパリあきらめた脚本とかね。この辺欲出して大失敗する映画多いからな。


強大な力を持つ石とか、古雅な壁画風物語とか、失われた王族の裔たちとか、何だか妙に宮崎ライクな…その、ラピュタっぽい感じだったのはご愛嬌ですかね。ラストで敵の中ボス姐さん連(の本体)が正気づくシーンは良かったな。救いがあってねえ。顔が地味。


しかし…何で壁画はマヤ・キチェー風味だったのだろうな。意外性かしらん。その割にゲスト主人公名はテムジン、アジア風味だけど。


作画的にはもう大充実ですな。勘所を押さえた実に豪華な画面と動きで幸せである。スタッフロール見てたら、当代のエースアニメータが大挙参加してんのな。しかし松本とか沖浦とか橋本とかの現役バリバリ絵描きさんたちはともかく、岡村天斎が描いてるのにちと驚く。てっきり演出監督方面に行ったっきりだと思ってた。


あと、敵のボスの人のデザインはあれ、映画版人狼の室戸文明ですよね? ね? 西尾つながり。