ラグーン/ケロロ/侍

BLACK LAGOON・4話。うわ、なんかヤバ気な話だな。Uボートと共に沈んだお宝を、ナチの残党みたいな人たちと奪い合う話。そのお宝とは例の「伍長殿」がお描きになられたという絵画。ま、価値がある人にとっては至宝、ない人にとってはとことん塵芥、ってなもんですな。


前半で古の潜水艦乗りの物語を見せ、後半で現在の残党もどきを見せる。この対比がなかなか効果的で、職業軍人として有能かつ矛盾も抱えているプロと、実に危ないバカの集団たる狂信者、ってのが良く判る。…しかし結局、双方ともに「やらずもがなの攻撃」シーンを盛り込んでるのが意味深ではあるな。


…ま、警告もナシにTOWを撃ち込んでくるしとたちには敵いませんわ、というとこで。


ケロロ軍曹。夏の水着話。前半はせっかくナイスバディ化した夏美の活躍が薄かったのが残念だが、話自体は多くのレギュラーキャラをキッチリ捌いてて楽しかった。キーとなる事件に絡ませることで散漫な感じもしなかったしね。


後半は夏美さんの代わりに桃華さんが大人化する。唯一認識できたのが冬樹だったってのはエエロマンスやねえ。トレンディなダーイシ星人に成田剣。最期の言葉が「恋愛は文化」だってのは妙に細かい。


…Aパートの実況メガネ、ひょっとして藤原啓治? ならすんげえ忙しい三役だったのだなあ。


SAMURAI7・13話。とうとう野伏せり襲来である。第一次戦闘は一応農民側の勝利となるが、無論このままで終わるワケはない。と思いきや農民たちは、侍を裏切り野伏せりに取り入る…ってまあ、あからさまにフェイクだってのは判るように演出してあるんですがね。それでも「箕に入れられたキクチヨの首級」という絵はなかなかのインパクト。


絵面で言うと今回のメインギミックである巨大な弩。ちょーっと動きが端正すぎて暴力的な迫力は感じられなかったな。もっともっとバカバカしいほどの無茶さがあっても良かったかなあ。…ま、野伏せりがデカ過ぎて戦闘させにくいっていうのもあるんだけど。


機械の体になりたいと言われて「女房取り戻したときに人肌で抱けねえぞ」と諭すキクチヨが良かった。こういうザックリした機微はこいつならではですね。