ウォレスとグルミット

●「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」を見る。アードマン作品はNHKでやってた「チーズ」「ペンギン」「危機一髪」は既見で、どれも好きだが強いて言うならかわいい顔して悪辣なペンギン話が良かったなあ…ってとこですかね。


以下少しネタバレあり。


突発的に観賞を決意したのでどんな話か事前情報全くナシ。ほしたらなんだかエライ展開の話になって度肝抜かれましたよ。話の前半は純度百パーのゾンビ映画、後半は同じく真っ当な、キングコングでっせ。いやー、やられた。後半明らかにされる「キングコングの意外な正体」が、…ヘンな言い方だが…実にこれまた端正な「意外」なんだよなあ。もう見事すぎる。


とにかく全編に亘って真正面な映画でした。そして、それが箱庭的というか組み木パズルというか、すごくコンパクトにガッチリと構築されてる。濃いよ、この映画。 クレイアニメ的温かさもいいんだけど、ニック・パークアニメの定番である「メカ」もとってもゴリゴリしててかっこよい。外装ベコベコの車とか、ドッグがドッグファイトする時の飛行機とか。…グルミットの機体がラウンデル付きで、敵の猛犬はアイゼルネスクロイツの真っ赤な三葉機、ってのが細かくていいなあ。


…うん、そらまあ、アカデミー賞取るわなあ。ハウルもコープスも見てないけどさ。


(特定のキーワードごと色を隠すの、知識が無いので難しいなあ。こちらを参考にさせていただきました。不備があればワタシの責任です。)


●予告話。色々とお子様層向け映画を紹介してたけど、やっぱカーズが頭一つ突き抜けてますねえ。何でしょうあの疾走感は。あと、スポンジボブの映画はなかなかひどそうですな。いきなり胸毛男が出てきて「やあ! 僕はデイビッド・ハッセルホフ」…って、満場の客席で笑ったのワシだけじゃんかよう!


●画像は映画待ち時間がそこそこあったので落書きしたの、の書き直しさかさま文字。デキの悪さは赦しつつWALLACE & GROMIT、と読め。ムリならいいです。