ルーカス的未来(過去編)

●実家に全20巻程度の百科事典がある。まあアレだ、応接間のインテリアとして両親が購入した古本だ。確か1970年頃の本じゃなかったか。


流石に調べ物の役には立ちづらい古さなんだけど、読み物としては実に面白い。フルカラーなので写真資料も満載、当時最先端の技術・風俗・情勢がよく判る。


しかしあの時代の出版物の、独特の空気感はちょっと乙ですよ。微妙に古いフォントも良いし、写真の色調もちょいと今とセンスが違ってるし。見てて飽きなかったですな。


●昨日録っておいた「THX-1138」がまさにそんな感じの空気感で嬉しくなりましたぜ。話はかったるいんですが(それでも割と楽しかった)、70年代的・かつカネのかかってない未来描写が実に快感でした。ノスタルジックなディストピア


いやー何ですな。ルーカスって才能あったんだよねえ、やっぱ。うん。