犬グフ

●画像は毎度ながら脈絡は無い。犬ガンダムMSV、フライングクマ。

以前ちょっと描いたままほっぽらかしてたのをムリクソ仕上げてみた。現物のフラインググフ箱絵が無くてネット上の画像を参考にしたので、色味とかはちょっと違うかも知れない。まあそんなことにこだわるような絵と違いますけどね。ええ。まあ。


●MSVには割と思い入れがある。単純に世代的要因が大きいのだとは思うが、それまで純正ガンプラしか知らなかったワタシにとってあの箱絵のインパクトは相当大きかったものだ。その中でベスト箱絵はどれだとなると、そらまあイッチョンチョンの06RザクIIになるのだろうけれど(こないだ描いたヤツね)、当時一番印象的だったのはというならフラインググフも挙げられる。パカンと抜けた青空に浮かぶ巨大ロボ、という絵にしびれたんだろうな。MS絵と言えば大概宇宙空間が定番だったから。砂塵に往生している手前のジオン兵たちを見て「ああ、楽しそうだなあ」と感じたのもよく覚えている。


…とか言いつつ、その後のザブングルプラモでは1/100のタミヤ風真っ白箱絵にノックアウトされちゃったんだけどね。1/144の絵の斬新さには気が回りませんでしたよ。ちょっとしてからオットリッチ見直してひっくり返ったりしましたわェな*1。ああ、もっかい現物を見たいなあ。また石橋謙一の箱絵展とかやってくれんかなあ。

*1:アマゾンの写真

ギガンティック/ウエルベール/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ12話。精神プローブの検査話にかこつけて総集編+αで一本である。総集するほどのスジがあるのかってェとかなり微妙なとこなんですがね。ほとんど他の国のバトルを覗き見してただけであり、そのことがストーリーに大きな寄与をしてるワケでも無いので。


マナさんの過去とか秘密とかの新情報も多かったのだが、どうもこの作品、色々なディテイルに必然性が希薄なんだよな。アリモノの定番設定をただそこに置くだけ、みたいな。またそれらが雰囲気作りになってれば問題ないんだけど、そういうやり方もなんか上手くないし。個人的に見るのが難しい方のアニメではある。


あでも、スワさんがお嬢さんがたにモテモテくんで生写真売れまくりなのは何となく判るな。あとスワくんの悪友さんが寄っかかられて照れてた相手、ショートのでかちちの地味な顔の人、が良かったっす。ええ。


ウエルベールの物語12話。えーと。ストーリーはちょっとアレな流れで、今まで「期日中に姫様がグリーダム国に入れるか否か」が絶対の分かれ目だと認識してたんだけど、そこらへんがなんかなし崩しにナアナアになってた。姫様一行も大概悠長だと思ってたが、サンガ国側は「戦争を起こすか否か」とかタルいこと言うてるし、ウエル国側も「戦艦が完成してからでは遅いのだ」とか眠いこと言うてるし、何やねん、期日云々ってそない軽い扱いなんかいな。もう。


また、サンガ国に見つかった姫とティナに「一度ゲルニアと話をしたいと思っていました」「ゲルニアは結婚するつもりだぞ」と会話させる脚本は、流石に危機感が薄すぎると思うんだがなあ。戦争原因たる敵国処刑対象王族だぞ? トホホでござるよ。それに警備がゼロの秘密戦艦ドックを擁するサンガ国、破壊工作で侵入したのに堂々と名乗りをあげる杉田王子、これまたどっちもどっちでございました。


とまあ、そういうザル設定に目を瞑れば(瞑るべき目がどんなけあるのか見当もつかんが)、どんどこ進む展開とかカッチョよく降臨のガラハドとか楽しかったのだけれど。そう、比較すると「見易い作品」と言えるか。中盤の切り結びシーン等も珍しくシッカリ描写されてて良かった。あと、新規登用の側近将軍、ピンク髪のアイツが男だったのはかなりショック。


銀魂62話。OP時間を丸々使っての高杉さんアークのダイジェスト。これが台詞やSEが一切無く、ただEDテーマとその字幕があるのみてな代物。提供テロップで「本編はいつも通りになるので気持ち切り替えてね」とか言ってましたが、そういうネタが出てくるのも判るような硬派さでござんしたね。


てことで本編は以前のノリでご一席、前半にちょっとした状況設定を置き、後半は純度の高いスラップスティックでご機嫌を伺う。バカ回にしては結構労力を使った作画状況であり、ああやっぱこういう要素もこの作品には欠かせないのだなあと思いました。とりあえずさっちゃんがひっさびさに出てきてくれただけでも嬉しいです。あとSOL(ストーカーお仕置きレーザ)のナンバーがしっかり740だったり、テニ王子ネタをツッコミも無く推し進めたり、そんなんが良かった。