タフの方舟2

●久しぶりに本を読み終わってから割としばらくぶりに本を読み終わる。ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟 2・天の果実」。去年の夏に一巻を読み終わってからほぼ一年ぶりに読了でありました。と言っても大方の部分は読んでたのであり、最後の一編だけ読まずに積読状態であったワケですね。本日やっと読み終わりました。


…ってことで読了時の感覚としては非常に満足の行くものではありましたが、最終編以外の部分は一年位前の記憶であるので、もうかなりいーかげんであります。そういうヘッポコ状態ながらの感想は、うーん…二巻目のエピソードはかなり落ち着いた/かつ重目のカラーの作品が多く、それはそれで一等級ではあるけれど、「どっちが好き」って訊かれたら「通俗々々してる一巻の方が好き」って答えるか。


ちうか、最初の方は「慇懃無礼で抜け目無いが色々と弱点も多い異形の男」であったタフさんが、後の方では「苦悩する半神」っぽい超越的な立ち位置になりかけてるんだよな。いかなる形態においても登場人物の変遷を書かずにおれない、というアチラさんの物語嗜好によるものでしょうか。当然悪くはないが、ワタシは一巻の「きらびやかな安っぽさ」がエかったな、ってことで。


画像は…これも多分一年位前に描きかけてほっぽらかしてた絵ですね。あんま上手くいかなかったヤツなので多くは求めないで下さい。トリー・ミューン女史。

ホンマは真っ黒けの肌色してるんですが、なんか映えなかったので浅黒い程度に塗りました。


あと、その頃描いたタフさんリカ・ドーンスターさん、これは再掲。…リカさんは好きなキャラだなあ。退場が惜しまれます。

グレンラガン

天元突破グレンラガン12話。いわゆるひとつの水着回。…のついでに退場してしまうアディーネ様がなにやら残念気味ではありますね。アデニン(+ウンディーネ)としての相方であるチミルフを失い、さらに貴方が去ってしまってはウラシル役(ヴィラル)も浮かばれますまい。アイキャッチで「露出の高い」カッコさせてもらえたのがせめてもの幸いでしたか。


てことでダブルヒロインがゴタゴタする話。あるいはニアさんが「仲間」として正しく受け入れられるための壮大なイニシエーションの話。…四天王一人とは大概なコストではありますがね。サブタイである「お願いがあります」という台詞以降「さっぱりしました」「そうね」の台詞まで、いちいち綺麗な収めどころでよいシメだった。こういう要素を一話できっちりケリをつけてしまう割り切りのよさがこの作品らしくはある。…シモンの恢復まで3話だったもんね。そないチョネチョネやってられへんわね。


対アディーネの水中バトルは毎度ながら結構なダイナミック作画でワクワクものだったけど、…うーん、危機に陥って気合一閃、大逆転のイヤボーンはちょっとドラマが軽いな。こういう時「無茶担当」たるカミナさんの便利さが惜しくなる。今はシモン一人で闘って、困って、覚醒して、逆転せなあかん構図になってるからねえ。


みんなには「遊んでるヒマはあるってこと」つって、自分は修繕仕事してるリーロンさんはエエ人だなあと思いました。あと水着見て「何そのカッコ」と悪態をつくヨーコさんのネタ、流れ上しょーがねーとは言え、事実上のツッコミまでやたら長かったなあ。誰かカンサーイ地方のキャラを横に置いとけ置いとけ。…小野坂?


●大江戸は休止でいいんだよね? コッソリやってたりしないよね?