巨像の影

●絵はまた脈絡もなく、ワンダと巨像の人。一応見ながら描いてたんだけど、めんどくさくなったのでほぼウソ巨像ですわ。

しかし巨大感出すのって難しいね。パースや構図が下手だとダメだ。誰か等身大のホンマモン作ってワタシに見せれ。それ描く。


●てことで久々にやってみたんだけど、もんのすげえ寂しくなった。環境音とかテクスチャとか、そういうリアリティのおかげでひとりぽっちの孤独感がヒシヒシと。寒い、寒いよアグロさん。


んでこれが巨像戦になると一転してノリノリミュージックがかかるワケだ。こういうメリハリがこのゲヱムのネウチでありますな。しかし改めて聞いてみるとホンマに妖奇士やなあ。空飛び系の巨像音楽は特に雰囲気が似ている。誰が聞いても「ああ大谷幸だ」って判る、という作風を持ってはるというのは大きな武器でござるな。


…あ、巨像から落ちた。アヤガミくれよアヤガミ。

パンプキン/のだめ/すもも

パンプキン・シザーズ23話。決闘そのものは何となく決着するも、どうやら一課の介入が間近とかや。このまま素直に収まりそうにはない状況で…って、次回最終回なの? うーん、このエピソードでシメですか。それは…どうかなあ。


ここしばらく剣戟シーン続きだけど、一貫してアクション作画をキッチリとした質で上げてくるのには感心しますな。今回もなかなかかっこよい。また、Bパート冒頭のへたり込む少尉殿の絵が丁寧で良かった。…しかし、「領域」云々のトンデモ演出は味っ子世界に片足突っ込んでるな。それを受けて伏線無しの超必殺技炸裂、ってのもあんましキライじゃないです。 


んでお話の流れ自体はやっぱりタルい。ってェか、4話5話かけてやる密度の話じゃねえわな。チャッチャとテンポ良く済ませればそれほど気にならない諸々のほころびが、引き伸ばされ効果で目立つ目立つ。茶風林の人はさしたるキッカケもなしに悟りきっちゃってるが、そりゃちょっと薄っぺらくねえかな。


ま、登場人物に「大人」が居ないのが困り者さね。少尉殿のような青臭い理想論を輝かすには、ある程度深い人物造形のキャラで周りを囲まないとちょっとな。あと、この軍隊の公文書って英語ですのん? ドイツ語じゃないのか。


のだめカンタービレ9話。それぞれのわくわく夏合宿、あるいはがっかり夏合宿。軽い気持ちで旅行に行ったらエライ目に遭う御一統…のうちの何人かである。ま確かに、必死になって学んでる人から見たらうざったいだろうなあ。


四人各々のキャラが立ってて面白かった。案外シッカリ物のアフロさん、ダメ師匠のおかげでチャンスを掴む千秋さん、ちゃらんぽらんながらやる時ァやる峰さん。…一人のだめさんだけ、音楽的な感情からは乖離してますがね。ラストの超絶ピアノも、よーするに「千秋先輩捨てないでェ」だからなあ。この子らしいやな。


んで、皆さんのドラマの絡ませ方が軽妙で上手いと思ったのです。ワタシの好きな話の構造は一点突破型なんで、こういう複数視点の全方位型でシッカリした話作られると簡単に感心してしまうのさ。ってこの話おととい言ったな。まいいや。新規参入の女性記者さんに注目しとこ。美少年なのよ! ってアアタ。


すもももももも21話。死亡遊戯の遊戯・第二幕にして早くもチャイナ嬢ちゃん登場である。悪辣極まりない所業の末に、ちょっとした心の弱さを見せたら全てチャラになるってのはお約束。さてお次はコワモテ長男ですが…って、これも次回最終回なの? ちゃんと丸く収まるんかいな。


ドロドロした愛憎譚はやぱし、この土台ではちょっと荷が重い感じ。しかしそれなりに盛り上がりもありまして、皆さん何となく「映画版」って感じのシリアス人格でしたな。あんなけボロカスに言われてたハンゾウさんも、背中を任せるに値する人物に昇格だったりね。…ま、バトルそのものはちょーっとテンポ悪かったけど。


今回は名塚さんの腹黒演技を見る回だったかな。笑ったり嘲ったりドス効かせたり、結構演技幅が広うございました。割と大人しめなイメージを(こっちで勝手に)持ってたので、ほうほうと思って見てましたよ。