●獣王星9話。パクロミのカリム姐さん、一介の手駒として兇刃に斃れる。そのまんま雪の中にほっぽらかされてる姐さんが不憫でならない。誰かウチの中に運んどいてやんなよう。
(多分)サードの引いた図面によって、いいように踊らされ中のトール。以前と同じくなし崩しに獣王戦となり、なし崩しにザギを殺してしまう。狡猾なりサード…ってんだけど、やーっぱしあまりにも確度の低い作戦でどうもねえ。
まずパクロミ姐さんが人影をザギと勘違いしなきゃならないし、その時呼びかけた声をトールに聞かせなきゃならないし、良いタイミングでトールが来て「ザギがやった」と勘違いしなきゃならないし、トールは事実を問いただしもせずいきなりザギに斬りかからなきゃならないし、ザギはザギで弁明もせずに受け太刀しなきゃならないし…、前にも言ったがもうちょっとその、虚構の構築に気を使って欲しいですなあ。そんな所を見る作品じゃないってのは重々承知の上だけどさ。
そもそも発端の、ザギとカリムのあの痴話喧嘩兼エロシーンを発生させてやらないと、そのあとが全く成立しないシナリオだよな、これ。あとトールさん、「何故カリムを殺した!」という台詞は相手に致命傷を負わせる前に言うべきだと思います。
とまあそんなゴタゴタの余韻に浸る間も無く、ダガーパゴダが光り輝いて獣王様をご案内。…あいかわらず展開の早い作品ではある。今んとこ完璧に蚊帳の外にしてフラレナオンなティズが今後のキーキャラですかね?