アニメ話

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・16話。Aパートは古の戦士・フォル爺さんとの再会。フリーレンが彼をして「長寿友達」だと嬉しそうに言うのは少ない同士を思えば少々物悲しくはあるし、その長寿もいつかは終わることを暗示する流れも無常を思わせる。それでも記憶を、ミ…

ヘルク

●ヘルク・最終話。ヘルクと対峙するのはやはりかつての友アリシアである。ラファエド卿はヴァミリオに「ヘルクのそんな苦しみを是とするのか」と言うが、それを敵対側がぬけぬけと言うかという要素と、あえてそう言うに至るラファエドの心中はどうなのかとい…

薬屋のひとりごと

●薬屋のひとりごと・10話。上級妃同士の交歓会、件のリーシュ妃がやってくる。そののちジンシ様の差し金でアードゥオ妃の大掃除の手伝いにやらされるマオマオさん。まあ先日の毒殺騒ぎに関することだろうねえ。サブタイがハチミツで主題が毒/薬となると、赤…

ヘルク/フリーレン

●ヘルク・23話。ちょい久々のヘルク側話。強制的な話の進行上の迂回路みたいなこの旅を、「良い旅だった」というのがヘルクとヴァミリオ両者の共通認識ってのがなんかいいね。そして彼ら一行の前に現れるのはラファエド卿。ここで彼がヘルクに言うのが単なる…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・14話。Aパートはフェルンとシュタルクのちわげんか。まるまるしてるフェルンがめんどくさかわいい。俗のザインと非俗のフリーレンの両方からしょっがねーなと言われるっつー、そういう若い時代のアレである。ザインの言う「大人になると…

ヘルク

●ヘルク・22話。アスタさんはついでに卿の娘・シャルアミさんの脱走を手引きする。本人の言う通り、情で動いちゃう彼女はあんまし潜伏エージェントには向いてない性格しているのかもしれないが、それ以前に無邪気に見えたシャルアミさんの存在はかなり危うい…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・13話。アバンの掌編小説的なちょっとエエ話(演出も抑制された雰囲気で良好)からシームレスに繋がるヘッポコデッドパンなシチュエーションが楽しい。日々だらだらと過ごしあたら英才を無駄にする村の僧侶・ザインに、フリーレンは「同族…

ヘルク

●ヘルク・21話。魔界攻略に「魔物の巣」をジェネレートする技を得た翼の兵隊たち。その技さえも陽動、裏では賢者ミカロス自らが敵本陣に乗り込む。という。胡乱な言動に空間移動に再生能力と「どっちが魔物なんだよ」ってなお人だが、アズドラと対峙するに至…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・12話。Aパートは剣の里に在りし勇者の剣。真の勇者にしか抜けないカリバーン的なアレであり、当然世界を救った勇者ヒンメルが抜いた…ワケではない。つまりまだそこに在る。それでもキッチリ世を救ったヒンメルたちは、ほなワシはパチモン…

ヘルク

●ヘルク・20話。この戦いは今んとこ魔族の方が圧倒しているが、それもいつまで続くことか。なにせ死ぬ度に強くなって戻ってくる軍勢であり、その先が見えないってのは怖いことである。そしてアズドラはこの状況に更なる背後策を感じている…愚直すぎる力押し…

ヘルク/フリーレン/薬屋のひとりごと

●ヘルク・19話。かくして物語、説き起こしの状況になりぬ、ってところ。ヘルクほどの規格外勇者が何故こんなひどい状況をひっくり返せなかったか、それでなくても大勢を引っ掻き回すことさえできなかったのか…って要素を丁寧に丹念に(ある意味都合よく)潰…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・10話。フリーレンとアウラの決着。前回の弟子同士対決がゴリゴリのアクション回だったのと対照的な、戦う前から結果の決まっていた静的な話。それまでフリーレンが隠蔽してきた魔力を開放し、圧倒的力量差を見せつける象徴的なシーンをク…

ヘルク

●ヘルク・18話。満身創痍で意趣返しに王都に戻るヘルク。そこで彼が見たものは矮小な煽動家と主体性のない市民たち、そんなどうでもいいものどもに仲間と家族を殺されたことに怒り心頭、すべてを蹴散らしてアリシアさんを救う。しかしそんな極限の僅かな勝利…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・9話。断頭台のアウラとその配下が3人(うち1人は死にました)とフリーレン御一統の対決、まずはご家来同士のタッグマッチ。前座とは言え、というかメインが後に控えているからこそ好きにできるのか、どっかんどっかん動かしての派手な絵…

ヘルク

●ヘルク・17話。「勇者殺し」によって致命的な傷を負うヘルク。こうなるとこの魔剣の出自が少々気になるわな。誰が作りどういう因縁でもってこの場に、とかね。弟の喪失と堕落しきった貴族どもの相乗効果で怒り心頭に発しちゃうヘルクのシーンは、今までそう…

フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・7話。リュグナーが配下一番槍・ドラートをアバンでさっさとやっつけちゃうフリーレン。傲岸から蔑視、そして命乞いへというフルコースをあっという間にこなすドラート氏はいい役者ですな。彼の言葉を一顧だにせず息の根を止めるフリーレ…

ヘルク

●ヘルク・16話。人造の勇者たちは人間世界を滅ぼすと警告する友。それは人から自我を奪い戦闘機械と化す術であり、国家上層部は貴族を除く全国民を人でないものに変容させようとしている。計画を転覆させんと王国中枢に乗り込むヘルクご一統だが…当然まあ、…

フリーレン

●葬送のフリーレン・7話。Aパート、ゆっくりと滅びゆくエルフに対して慌ただしく盛衰する人間の対比。うっすらと諦観の中にあるフリーレンに「未来でも寂しくないように」と自分たちの彫像を残すヒンメルの、とても正しく優しいナルシズムがいい。忘れ去られ…

ヘルク

●ヘルク・15話。敵陣魔王城にチョクで乗り込むヘルクは早速アズドラ様と対峙、ぶっ飛ばしてやろうとするがアズドラ様にあっては何やらお秘密があるようで。実はこの城は魔物を押しとどめる役割を持っていたこと、そして人間と和解したいと考えていること。……

フリーレン

●葬送のフリーレン・6話。前半は赤龍バトル後編。対赤龍戦は今までのお話の大きな区切りになりうる充分な熱量のバトルシーケンスなのは大前提として、背動・エフェクト盛り々々のダイナミックな作画であるのに、あやまたず「フリーレンのアニメ」っぽくなっ…

ヘルク

●ヘルク・14話。帝国四天王でさえ恐れる新種の魔物、それに対し「恐ろしかった」と言いつつ攻撃を耐え、殴り合いで辛勝するヘルク。まだ勇者でも何でもない状況下で、この人はやっぱりちょっとおかしい。そんな魔物たちに手こずる兵士たちに、ほないっちょ肩…

フリーレン

●葬送のフリーレン・5話。Aパートは対象人物の記憶から「大切な人」のデータをハックして疑似餌に使う人喰い幽体の話。フリーレン先生はこいつをして「狡猾」と言うけど、これが悪意の人間魔術師であれば本編のように勇者ヒンメルの記憶情報をそのまんま使っ…

ヘルク

●ヘルク・13話。ヘルクの回想・弟とともに過酷な状況をいかに生きしか。魔物との戦いで疲弊していることで人の世の格差も顕在化している、故に人を救うには魔を滅せねばならぬとて、弟クレスは強大な戦士となる。瀕死の弟を救った貴族という要素とともに、い…

フリーレン

●新番組・葬送のフリーレン。初回4話一気に放送。原作は飛び々々に読んでいる程度。最初の数話読んで「こりゃまた無茶苦茶こなれた手際のマンガが出てきたな」と思ったもんだ。派手やケレンに依らない、石を積んで像を作るような丁寧さが身上の作品だけど、…

AIの遺電子

●AIの遺電子・最終話。須堂先生が超AI側に与することの引き換えとして内戦状態の国に赴き母を探す…ってとこでオープンエンド気味にシメ。でもまあ区切りとしてはアリではあるし、須堂先生の行動で話を考えるとここでの最終回もそない悪くない。仕込んだ伏線…

ヘルク

●ヘルク・12話。アズドラさんサイドは人間軍の再生し学習する兵士たちに消耗戦を強いられている。着実に強くなる人間軍だが、どうもギスギスしてて隊内の雰囲気は悪い。この辺もフツーの敵味方描写の単なる逆転、なのかどうなのか。一方のヘルクパーティはア…

AIの遺電子

●AIの遺電子・11話。「幸い電脳は無事だった」レベルの事故生存者だったリサさんと、須堂先生の初顔合わせ。先生の方からケアしに行ってたのは意外な気がしたが、いやそりゃ医療に関わる者としてはそれが真っ当だわな。そして現在急に降って湧いてきた「妹」…

ヘルク

●ヘルク・11話。帝国への道程に立ち塞がる滅びの都市と「闇の戦士」。ヘルクとアンのコンビでさえ手こずる強さだが、吟遊詩人の人から教わった歌がキーアイテム扱いでありそれが道を開く…。戦士と吟遊詩人と滅びた都市の因縁はベタネタだけど、その悲劇の背…

AIの遺電子

●AIの遺電子・10話。シリーズ後半ってことで物語の根幹話に近づく。つまりは超AI・MICHIの側面話。まずAパートは自分の電脳を自分で施術した男。人々…ヒューマノイドはこの世界の超AIであるMICHIに進歩を阻害されていると叫び、殺人を犯す。施術の失敗により…

ヘルク

●ヘルク・10話。蛮族トースマンの王は打ち倒される…というか、過剰な力の暴走によって自滅してしまう。ヤーな予感してるアンちゃんであるが、多分その予感は当たるであろう。とまあそんな伏線を撒いといてのち、ご一統はちょこまかとしたお使いクエストにい…